各地には、それぞれ郷土色豊かな自慢の料理や名産品があります。佃煮もその一つです。今日の佃煮は日本全国いたるところで、伝統的な日本特有な食べ物として親しまれています。
佃煮は江戸時代、佃島にちなんで生まれた東京の名産品で、東京が佃煮の故郷なのは確かです。そのルーツを辿り、佃煮にまつわるいろいろなことを知る事も食生活をひときわ豊かにし、家庭や職場で過ごす人達にとっても楽しいものになることでしょう。
江戸時代の佃島は、江戸前の海で漁業をするのに恵まれた漁場でした。この島の漁民が江戸前の小魚を煮て、佃煮とする話しは天正18年(1590年)徳川家康が江戸へ移り住むようになった頃からですから、400年以上もの歴史があると考えられます。
佃島の漁師さんの故郷は大阪の佃村、つまり現在の大阪府西淀川区佃です。ではどうしてそこの漁師さん達が、江戸に移り住み、特別の漁業権を持つようになったのでしょうか。それは、江戸幕府を開設した 徳川家康 がとても苦しい苦難に遭遇した時、佃の漁民がそろって家康を助けてきたからなのです。家康と佃村の人達の物語は逸話として存在しています。
佃煮の原型と思われる貝や小魚を塩ゆでし干物にした忍者食も伊賀衆と一緒に食べた家康にとっては、佃煮はかなりありがたい食事だったと思われます。その後、伊賀の地侍は江戸に召し抱えられ江戸城の警護役をつとめます。半蔵門の名もその名残と言われております。
以来、家康の佃村の人達への信頼は、特別厚いものになったのです。その後大阪の陣に備えて、佃村の漁民に大名屋敷の台所へ出入りのできる特権を与え、大阪方の動向を探る隠密の役割を彼らに与えたという説もあります。本能寺の変が佃煮の歴史の原点とも言えるでしょう。
江戸幕府の台所へ出入自由の佃島の漁民達は、江戸前の新鮮な白魚を主に献上魚として、残った雑魚を江戸市中で商いし、暮らしを立てていました。そのころの佃島は離島でしたから、海が荒れて漁業が出来ない時のために、昔からの生活の知恵で伝承してきた雑魚の保存を醤油炊きしておきました。その後雑魚だけでなく江戸前の新鮮なハゼや白魚、小海老などのいろいろな小魚を醤油で煮込みました。保存食として作り始めたわけですが、日が経つにつれ味が馴染み変化し、美味しくなることに気がつき、江戸詰めの大名への食膳のメニューにもなり、 国元への大名土産 として大切に取り扱われました。こうして江戸の佃煮は日本全国に広がっていきました。
そうです、このように佃煮こそ日本人の食文化の中で、最初の贈答品、今で言うギフト食品だったのかもしれませんね。
当店は、創業が六十年ほどで、江戸時代からの佃煮屋さんの暖簾の古さには、かないませんが大分産椎茸を主原料とする全国でも稀な佃煮屋です。
塩分を抑え、上質の大分産椎茸のみを原料にし、柔らかい真昆布とともに 秘伝の醤油だれで煮こまれた椎茸こんぶ佃煮は、一度試されたお客様から、「また食べたくなりました。」「辛すぎない、絶品のお味です。」と評判をいただいております。
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